活動レポート

指導者講習会 Trainerausbildung

    第4回 ドイツ流サッカー伝承講座

        〜世界基準へ近づくために〜


第4回テーマ:「守備の個人戦術 中央編」


「ボールとゴールの中心を結んだ線上へ行くな!」
「利き足を塞げ!」
「ボールへ詰めないで、自分から下がり始めろ!」
「(磁石の同極同士の機能を利用し)非接触でボール保持者を仲間の選手へ誘導しろ!」

など、ゾーンディフェンスならではの聞きなれないキーワードたち。「群れてボールをこそぎ取る」ゾーンディフェンスの根幹を形成する個人戦術、まずは個でどう対応するのか?実技と講義を通して、細やかにわかりやすく解説します。ドイツで集めた知識と経験をお裾分けします。

開催日時:2018年9月10日()
           9:40 - 10:00 受付
          10:00 –11:30 実技(等々力第1サッカー場(人工芝))
                    注)参加する指導者自身が選手役となります。
          12:30 - 14:00 講義(とどろきアリーナ 研修室)
アクセス:等々力第1サッカー場(バス停「市民ミュージアム前」下車徒歩2分)
          〒211-0052神奈川県川崎市中原区等々力1-1 市民ミュージアム前駐車場287台(有料)
       とどろきアリーナ(バス停「市民ミュージアム前」下車徒歩2分)
          〒211-0052神奈川県川崎市中原区等々力1-3 建物の周辺に駐輪場あり(無料)
対象者:指導者(将来目指す者も含む)
参加費:,000円
定員:30名(参加費の振り込み先着順)
申し込み方法:メールmyways000@gmail.com、藤田宛)にて申し込んでください。
          記入事項:参加者のお名前、年齢、所属チーム、ご連絡先((携帯)電話番号)
申し込み締め切り:2018年9月6日(木)(参加費の振り込みをもって登録完了)
主催、講師:坂本 健二(Clubs Association)
          携帯電話番号:080-2394-6030
協力:藤田 晃徳(エンジョイSC、TIPS SS)
          携帯電話番号:090-4422-5238

講師紹介:
1960年、東京都出身。82年~89年山雅SC(現松本山雅FC)にてプレー(85年北信越リーグ優勝)。98年38歳にてサッカー留学のために渡独。99年~02SVヴェルダー・ブレーメンのU16U13U9などの指導者を歴任、01年にはクラブ史上初のコーディネーション・コーチにも抜擢された。その後FFC Wacker München、SV Heimstetten、FC Penzbergなどで、成人女子(4部リーグ)、男子U19U7の幅広い年代で指導経験を積む。15年指導者DFB・エリート・ユース・ライセンスを取得、日本へ帰国した(在独歴16年)。帰国後は 、日本各地にて指導者講習会の講師を務める傍ら、ドイツサッカー協会の指導強化DVDや育成書籍「ジュニアサッカー 指導の手順と練習法(東邦出版)」を翻訳、サッカー専門誌などへ寄稿している。

今後の予定:
基本的に毎月第3月曜日の開催を目指します。

第5回 10月
     「守備のグループ戦術 数的有利 1:2、2:3」
第6回 11月
     「守備のグループ戦術 数的不利 3:2、4:3、5:4」
第7回 12月
     「守備のグループ戦術 数的同数 2:2、3:3、4:4」
第8回 1月
     「守備のチーム戦術 3バック+MF、4バック+MF

第4回は、個人戦術 第2弾(個人戦術の最終回)!

伝承講座実技開始前には、前回同様雨もパラパラ降っていたが、始まると同時に快晴へと変わった。結局は実技が終わるまで有難いことに雨はまったく降らず、講義のためとどろきアリーナの研修室へ全員が移動してから降り出した。


実技では「守備の個人戦術 中央編」のテーマに沿い、まずは「ボールとゴールの中心を結んだ線上へ行かない!」クセづけの練習がウォーミングアップとして行われた。そして、「相手と対峙したら、利き足を塞げ!立ったまま待つな!すぐに、下がり始めろ!」、「磁石の同極同士のように、非接触でボール保持者を不得手な足のサイドへ連れ出せ!」など、聞き慣れない言葉たちが講師の口から次々に飛び出す。
相手FWの後ろでマークしている状態からの守備では、「相手FWを回させるな!」、「相手FWを回させろ!」と相反する戦術行動が交錯し、最初は戸惑い気味だった参加者たちも、そのシチュエーションごとに出される指示の声に倣い、次第にその意味と背景を理解していった。

実技に続いて行われた講義では、ドイツの育成ステップ、年代ごとの育成目標と練習内容の説明を受けた後、「『ボールを重視』した守備(発行:(株)ジャパンライム)」のDVDを鑑賞。その後補足説明として、ボール保持者と対峙した際の個人戦術としての三種の神器(間合い、角度、後退)、相手の後ろに付いている場合での1対1、2対1で相手がオーバーラップしてきた際の対応について、触れられた。
また日本とドイツの現状を知るべく、昨年11月に行われた日本対ベルギーの失点シーンについてディスカッションを行い、ドイツ代表がNations Leagueのフランス戦を前に行った記者会見の報道記事が披露された。
ベルギー戦については、静止画を一枚ずつ追いながら選手個々の一挙一動について、そのシーンにおける各選手のポジションの役割とボール奪取への可能性の有無だけでなく、そもそも守備をするチームは何をどこでどうやって阻止すべきだったのか?まで、詳しい分析が披露された。
ドイツ代表の記者会見からはレーヴ監督とビアホーフチームマネージャーがそれぞれ20分以上もW杯ロシア大会における敗因について触れ、これからの立て直しについて語った内容が伝えられた。
危ぶまれた雨は、雲は?結局は快晴の下、実技は始まった

ウォーミングアップがてら、まずはボールとゴールの中心を結んだ線上へ行かない練習対峙したら、相手の利き足を塞げ!相手FWがボールを待っているときのポジション取り

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